2016-04-02
「昨年古本の出張買取をお願いしたことがあるものだけど、また本を整理したので今日来てくれる?」
朝方ご依頼の電話を頂き、ご住所とお名前を聞いてすぐに思い出しました。
ご依頼人は80歳代後半で、現役時代は製鉄関連の技術・経営指導でアジア・アフリカを渡り歩いていた方です。昨年6月は鉄砲や造船関連の珍しい本をお譲り頂きました。その際、
「書斎にはまだ1,000冊以上の本があるんだよ。少しずつ整理していくからね」
とおっしゃっていたのを覚えています。
ご依頼人宅を訪ねてみるとガレージにダンボール箱が8箱ほど並べられており、それぞれの箱にある程度ジャンル分けされた本が背を上に向けた状態で並べられています。タイトルがひと目でわかるので査定が大変ラクでした。
「私もあなたに来てもらって助かるんだから、あなたが長く商売を続けれれるように儲かるように値段をつけてくれていいんだよ」
としきりに声をかけられるご依頼人。前回ちょっと頑張って査定しすぎた感があるので気にかけて頂いているのでしょう。
そうは言っても良い本は良い本です。やはり自然と”良いなり”の査定となってしまいます^^;
やはりご専門の製鉄関連は良い物が多いです。
工業・技術関連の本にも面白い本がたくさん。
今回の買取では190冊ほどの本をお譲り頂きました。
「ちょっとずつ整理して数カ月後にあなたを呼ぶから、また来てね。」
とうれしいお言葉を頂きました。