2016-12-27
こちらのご依頼人から最初にお電話いただいたのは2週間ほど前。どのような本を買取ってくれるのか、どのように査定するのかなどを質問され、そのときは「分かりました。また電話します」とお切りになりました。
そして1週間ほど前の2度目のお電話で「全部で100冊ほどになると思いますが、よろしくお願いします」と出張買取のご予約をいただきました。「査定中にやっぱりこの本は手放したくない、となっても大丈夫ですか?」とも質問されました。
かなり本の処分に関して迷いがあるご様子。
お約束の日に伺うと、玄関ホールにかなりの本が今にも崩れそうなほど山積みになっています。100冊どころではありません。
「2階の小屋裏収納に本を保管しているのですが、そこから本を降ろすのに大変でした」
「それは大変でしたね、全部私に任せていただいても良かったんですよ」
「これはまだ手放したくない、とか考える時間も必要なので自分でやった方が良いんですよ」
と笑顔のご依頼人。
本の山を崩さないように手前の本から査定に取りかかります。
蔵書のジャンルは多岐にわたります。
音楽、美術、短歌、国内外の小説、山登りの本、ドキュメンタリー、自然科学、高校時代に熟読されたという量子力学・数学などの理工書などなど。
文庫本も講談社文芸文庫やちくま学芸文庫、講談社学術文庫、岩波文庫から村上春樹、木村伊兵衛、宮﨑駿など非常にバラエティに富んでいます。
まだ蔵書の整理の途中だというご依頼人。
あとどれくらい残っているのかお尋ねすると
「あと半分くらいかなぁ」
と天井を見上げています。
どんな本をお持ちなのか伺うと、古本屋としては是非ともお譲り頂きたい書名が次々に出てきます。
可能な限りその場でそれらの買取金額の目安をお伝えすると、
「そんなにしっかりと値段がつくんですね、整理しなくちゃならないんだけど、いっぺんに手放すのは寂しいんだよなぁ。でも近いうちに踏ん切りをつけます。そのときはまた松尾堂さんにお世話になります」
との決意表明。ありがとうございます。
「全部で100冊くらいありますかねぇ」
並べられた本を見ながら呟かれるご依頼人。
「とんでもない、500冊ぐらいありますよ!」
電話で伺っていた量の5倍です。うれしい誤算です。
この調子ではあと半分どころかもっと大量の蔵書をお持ちかもしれません。
今後も楽しみなご依頼人の出張買取でした。
愛蔵書の出張買取・整理は松尾堂へご相談下さい。
終活・断捨離・生前整理・引越し・リフォーム・施設ご入居・遺品整理に伴う大量の古本出張買取の実績があります。
所沢市・狭山市・入間市・三芳町・川越市・新座市・東大和市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。
出張買取の流れ (←クリックor タップ)
松尾堂の出張買取をぜひご利用下さい。