2017-01-09
小さなお子さんに「おじさん」と呼ばれて抵抗がなくなったのはいつからでしょうか。
30代の頃はこう呼ばれて顔には出さないものの少し抵抗を感じたり、ちょっぴり傷ついたりしたこともあったような気がしますが、この歳(45歳)にもなるとすんなりと受け入れている自分にふと気が付きます。ようやく世間の認識と自分の意識のギャップがなくなってきたのでしょう。冷静に考えると遅すぎますが、自分のことを客観的に見るのはなかなか難しことです。
本日の出張買取はコミック700冊を全て持って行ってもらいたいというご依頼。
マンション2階のご依頼人宅を訪問すると奥様と4歳の男の子が出迎えてくれました。
お引越しを控えていて長年集められたコレクションを手放すことにしたそうです。
「おじさん、だぁれ?」
ご依頼人の左足にぴったりと寄り添っているお子さんに質問されます。
「お母さんの本を買いに来たんだよ」
などと自己紹介をしながら査定をはじめます。
奥行きのある玄関収納には漫画が平積みの状態でギッシリ。
ビリーバット
魔人探偵脳噛ネウロ
社長とあんあん
スミカスミレ
などをセット価格で評価させて頂きました。
シューズボックスの天板の上には、ゲームソフトやDVD、CDなどが並んでいます。
蒼天の彼方初回限定盤
牧場物語つながる新天地
アルトネリコ
などは未開封。
「買ったのに遊ばなかったんですか?」
「購入したものの子どもの面倒を見るので精一杯で開封すらできませんでした」
たしかにこれぐらいの年齢のお子さんがいるととてもゆっくりゲームを楽しめる状況ではなさそうです。
査定中、何度も
「おじさん、今何しているの?」
と質問をぶつけられます。
本やゲームソフトなどをチェックしている最中に10回以上は「おじさん」と呼びかけれられましたが、やはり全く違和感はありません。
4階建てのマンションのためエレベーターはなく、1箱ずつ手運びし車と2階の玄関の間を12往復しながら「自他ともに認める立派な”おじさん”になったのは一体いつなんだろう」
などと考えていました。
搬出完了のご報告と買取のお礼を申し上げると
「これだけの量を古本屋さんに持ち込むのは大変でしたので助かりました」
とご依頼人にはお礼のお言葉をいただきました。
「おじさんバイバイ、おじさん、バイバーイ、おじさん、バイバー・・・」
とお子さんには姿が見えなくなるまでダメ押しのリフレインを頂きましたが、やはり抵抗感はありませんでした。
松尾堂では皆様のお宅まで本・雑誌・DVD・CD・ゲームなどを出張買取に伺っています。
書籍に関しては昨日発売された新刊本から江戸時代のものまで幅広く対応できます。
所沢市・狭山市・入間市・三芳町・川越市・新座市・東大和市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。
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