2017-01-30
建設現場から大量の古本が発掘されるのは珍しいことではありません。解体に入る前に家屋内のものをきれいにしてから作業を行いますが、大量にある古本は重たい上に運び出しも手間がかかるため、現場に入る方にとってはかなりの時間と労力を奪われることになります。
近頃では解体屋さんや工務店さんが古物商許可をとっていることも多く、きっちりとやっておられるところも増えてきているようです。
実際に古物商許可を取っている建設業の方からご依頼頂いたことも1度や2度ではありません。
今日ご依頼いただいたのも古物商許可をお持ちの建設業の親方から。古物商同士という意味ではご同業ですから話も早く、ご依頼先でもすぐに本題に入れます。
現場から運び出された本が、ご依頼人の事務所倉庫内に20冊ずつぐらいの高さで平積みになっています。倉庫の床一面ですから全体ではかなりの量です。
「松尾さんが勝負できるところだけで良いから欲しいところだけで査定して」
お電話のときから、言語明瞭ではっきりとしたまっすぐのご性格なご依頼人だな、という印象でしたが条件提示も気持ちが良いぐらい簡潔です。
「勝負できるところ」というフレーズがとても私の心にハマり、テンションが上がってきました。
元の所有者は堅めの蔵書をお持ちだったようで、学術的な専門書がかなり多め。
全体ではロシア・ソビエトの思想・歴史・政治の専門書が多く、
それに付随するような形でロシア・ヨーロッパの芸術専門書に良さそうなものがチラホラ。
ジャンル的には映画・演劇の専門書がピカイチの印象。
中国・アジア関連書も学術的な堅い本が多かったです。
松尾堂的に勝負できるもの200冊ほど選び出し、ご依頼人に査定結果を伝えると
「ウンッ!任せた!!」
と力強いご承諾。これまた気持ちの良いフレーズです ^^
「うちはこれから松尾さんのところにお願いすることにしますよ。携帯のメモリーに登録しておきます」
とまでおっしゃって頂きました。
ありがとうございます。
また勝負させて下さい ^^
松尾堂では一般の方だけではなく、建設関連業者様、古紙回収業者様、古物商許可をお持ちのご同業者様とのお取引も大歓迎です。新刊本から江戸時代のものまで、堅いものからやわらかいものまで幅広く対応可能です。
大量の荷を捌くことも得意です。
出張買取の流れ (←クリックor タップ)
松尾堂の出張買取をぜひご利用下さい。