2017-04-03
「赤川次郎の小説をおそらく全作品持っています。整理をしたいので来て頂けませんか?」というご依頼を受け訪問のお約束をいたしました。
「赤川次郎全作品をお持ちとはすごいな、そもそも全部で何作ぐらいあるのだろう?」などと考えながらご依頼人宅に到着。ご挨拶後にご依頼人の個室に通して頂きました。
ご依頼人は80代女性。デビュー以来の赤川次郎作品の愛読者でファンクラブにも入っているそうです。
「でもね、さすがに文字を読むのが辛くなってきて・・・ 今回思い切って整理しようと思ったんですよ」
とお部屋の畳の上には大量の本。
(写真の使用許可を頂いております)
上の写真に写っている雑誌以外の本はほぼ全て赤川次郎!
「赤川次郎さんってこれまで何作くらい書いているんですか?」とご依頼人に質問すると
「以前ファンクラブ会報にご本人が600冊ぐらい書いた、と述べられていましたよ。ということは私は全部の本を買って読んでいるのでここには600冊ぐらいあることになりますね」とお笑いになるご依頼人。
何冊か手にとって奥付を見ると全部初版。
「全て初版で集められたのですか?」
「多分そうだと思いますよ。新刊が出る前から書店で予約して買っていましたからね」
いやはや大層なコレクションです。
(事務所に帰ってから並べてみた写真。文庫と新書だけでもこれだけの量。単行本や四六版も合わせると590冊ありました)
赤川次郎作品には敬意を表してかなり大盤振る舞いの査定額をご提示しました。
他には吉屋信子全集や仁木悦子小説を1箱分、新しめの時代小説文庫など200冊あまりなどをお譲り頂きました。
「価値がなくて持っていってもらえなかったらどうしようかしらと心配していたぐらいなのに、こんなに評価して頂いてなんだか申し訳ない気分です」
と御礼の言葉を頂きました。
搬出しながら仁木悦子さんのお話しや岡本綺堂の小説の話などで盛り上がりました。
「字は読めなくなってきたから本は諦めましたが、最近は落語のCDを楽しんだりしているんですよ」
毎日をとても楽しんでいらっしゃるご依頼人。私もかくありたい、と思いながらご依頼人宅を後にしました。
松尾堂では皆様のお宅まで本・雑誌・DVD・CD・ゲームなどを出張買取に伺っています。
書籍に関しては昨日発売された新刊本から江戸時代のものまで幅広く対応できます。
所沢市・狭山市・入間市・ふじみ野市・三芳町・川越市・新座市・志木市・富士見市・東大和市・武蔵村山市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。
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