2017-07-07
「大量の電子工学専門書やSF小説を買取りに来てもらえませんか?」
というご依頼を受け埼玉県比企郡川島町までお伺いしました。
玄関先で70代のご依頼人と奥様にご対面。その横にはすでに本が詰まった箱がたくさん並べられています。箱の横に何かの番号がマジックで書かれているのが少々気になります。
早速箱の中を開けてみようとしたところ、ご依頼人から
「蔵書一覧がありますのでそちらを差し上げますからどうぞ家に上がってください」と勧められました。
ご依頼人の後ろについて家の中にお邪魔すると、廊下にも同じようにペットボトル飲料のダンボールがたくさん積まれています。こちらも本が入っているようです。
ダイニング横のパソコンの前にご依頼人が座り、何やら画面を覗き込んでマウスを動かし始めました。
「作成された目録を印刷してくれるのかな?」
と背中越しに作業を拝見していると、
「データをメールでお渡ししますよ、メールアドレスを教えて頂けますか?」
とご依頼人。
これにはびっくり。蔵書目録を紙で頂くことはしばしばあるのですが、データ渡しというのは初めてです。
(私のスマホ画面のスクリーンショットです)
頂いたデータをスマホで見てみると、タイトル・著者名・出版社・判型・定価・初版か増刷かなどがスプレッドシートにしっかりと記載されています。
一番左側の列にはどこに保管されているかが記されています。先程ダンボール箱にマジックで書いてあった記号がこれにあたるようです。
「このデータはすごいですね!全部◯◯さんがお作りになったんですか?」
「本がたくさんありすぎてどこに何があるかわからなくなってしまうのでこうやって管理していたんですよ」
とニコニコ顔のご依頼人。
「うちの主人はこういうのは本当にマメで、きちっとしているんですよ」
と苦笑いの奥様。
このデータのおかげで査定も効率的に行なえます。
100冊以上のハヤカワSFシリーズ、全て初版のハヤカワ文庫SF、小松左京・筒井康隆・眉村卓などの古い文庫、大量の創元推理文庫に・・・
お仕事で使用されていた電子工学などの専門書や雑誌も大量。
その数、全部で1630冊。
完全なデータを頂いていますので下一桁の位の冊数まで正確な数量です^^
SF小説や電子工学専門書の中に面白いところが多く、まとまった査定額になりました。
「実はまだ2階の部屋にもたくさん本があるんです。子どもたちからは早く整理してくれといつも言われているので、また近いうちにお願いします。」
とのお言葉を頂きました。
松尾堂は皆様のお宅まで本・雑誌・DVD・CD・ゲームなどを出張買取に伺っています。
書籍に関しては昨日発売された新刊本から江戸時代のものまで幅広く対応できます。
所沢市・狭山市・入間市・ふじみ野市・三芳町・川越市・新座市・志木市・富士見市・東大和市・武蔵村山市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。
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