買取実績

  • 埼玉県嵐山町へ古本出張買取。忍者忍術の本,歴史の古書ほか

     

    2017-08-20

    古本の出張買取において「千」という数字には2つの意味がありそうです。まず1つめは「千」冊という実数を表す意味と、もう1つは「たくさんある」という意味です。

    「悪事千里を走る」「千載一遇」「春宵一刻値千金」などのことわざや慣用表現に出てくる「千」と同じように、「たくさん」という程度を表す意味が「千」という言葉には含まれます。

     

    日頃たくさんの本を扱っている私達古本屋であれば ざっと見ればおおよその冊数がすぐにわかりますが、買取のお電話を頂くご依頼人様方に「どのくらいの量の本がありますか?」と質問しても帰ってくる答えと実際の数量が近いほうがまれです。

    「千冊ぐらいありますよ」

    と申告して頂いた場合、私はいつも5,000冊ぐらいある場合まで想定します。

     

    本日のご依頼は埼玉県比企郡嵐山町から。

    「歴史関係の古書が千冊ぐらいあります。処分をしたいので来て頂けないでしょうか?」

    というご依頼でした。さぁ来ました!大好きな大量出張買取のご依頼です。

    ハードなご依頼内容になりそうなときは最近いつもそうしているように、今回も妻にハイエースの助手席に乗ってもらい、嵐山町のご依頼人宅まで伺いました。

     

    玄関先でご依頼人とご対面。本は全て7年前に他界されたお父様の蔵書であるとのこと。本がある場所を案内して頂くと、まず玄関ホール脇に三方を天井の高さまである本棚に囲まれたスペースがありました。上から見るとカタカナの「コ」の字型の状態です。

    そのスペースの中央付近に両面背合わせの本棚があり、これを含めて上から見るとカタカナの「ヨ」の字になります。驚くことにこの真ん中の本棚が両面毎スライド式になっていてヨの字の天と地の横棒の方向へずらせるようになっています。

     

    「本を取りやすいように父が大工さんにお願いして作ってもらったんですよ」

    とのご説明からもわかるようにお父様の本に対する情熱が伝わってきます。

    文庫・新書と単行本の割合が半分ぐらいで、このスペースだけでざっと1,500冊ほど。

     

    2階に案内されると立派な書斎があり、壁一面に大きな書棚が4つ。しかも半分は左右スライド式になっていて手前と奥の2重に本が並んでいます。

    さらに隣の部屋にも本棚が1つあり、こちらも1,500冊ほど。

     

    「古い本ばかりなので価値があるとは思えませんが、なんとか全部引き取ってもらえると助かるのですが・・・」

    と控えめなご依頼人ですが、ところどころ面白そうなものがあり査定に少々お時間を頂き隅々まで拝見させて頂くことにしました。

     

    埼玉県嵐山町で古本買取した武術関連本

    日本武道全集、図説古武道史、図説中国武術史、砲術その秘伝と達人、賭博と掏摸の研究、日本剣道史、藩史総覧、秘伝日本柔術などいきなり面白そうな本が並んでいます。

     

    埼玉県嵐山町で買取した古本歴史関連本

    戦国史料叢書、瀬戸内海水軍史、

     

    埼玉県嵐山町で買取した古本忍者の本

    忍者・忍術関連の本もあちこちの棚に収まっていました。

     

    すぐに売れるような本ばかりではありませんが、時間をじっくりかければ欲しい方が見つかりそうな本たちです。

    査定額をお伝えし、お値段がつかないものも全て引き受ける旨をご依頼人にお話すると、ホッとされていました。

     

    1階のヨの字の書庫スペースは妻に任せ、2階の本は私が担当。想定内の冊数で暗くなり始める前に無事積込み完了しました。

     

    埼玉県嵐山町で古本大量買取した結果

     

     

    松尾堂は皆様のお宅まで本・雑誌・DVD・CD・ゲームなどを出張買取に伺っています。

    書籍に関しては昨日発売された新刊本から江戸時代のものまで幅広く対応できます。

    所沢市・狭山市・入間市・ふじみ野市・三芳町・川越市・新座市・志木市・富士見市・東大和市・武蔵村山市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。

    出張買取の流れ (←クリックor タップ)