2018-10-07
「父が本の整理をしたいと言っているので、主張買取に来ていただけませんか?」
というご依頼を受け埼玉県富士見市までお伺いいたしました。
ご依頼人は普段は少し離れた場所にお住まいとのことですが、今回はお父様の一任を受け、松尾堂をご指名頂き立会のためにご実家へ来られたとのこと。お声掛け頂きありがとうございます。
早速お父様の蔵書を拝見します。2つの部屋に3つの本棚があり、どれも重厚なそろい物が並んでいます。定年退職される前は国語の先生だったとのことで、一般的な文学全集や古い国語辞典類、美術全集がぎっしり。購入時の定価は高いものが多いですが、正直なところ古書のニーズとしては弱いものばかりです。
「せっかくお呼びいただき申し訳ないんですが・・・」
と買取は難しい理由をご説明させて頂くと、
「ですよねぇ。欲しい人はいないような本ばかりですよねぇ・・・」
とご依頼人は「やっぱり」というような残念そうな顔をされています。
「せっかく来ていただいて申し訳ないですから、私の蔵書も見ていただけますか?もっと需要がない本だと思いますが・・・」
と恐縮されながらご依頼人の部屋に案内されると・・・
ナント!一転こちらはしっかりとお値段をご提示できるものばかりが並んでいます。
ボブ・ディラン全詩集、ボブ・ディラン全詩302篇を筆頭に大量のボブ・ディラン関連書に
ボブ・ディランCD
大量の社会学系専門書に
タイポグラフィ関連の専門書などなど。
「〇〇さん、こちらの本はかなり良いですよ!」
と査定額を提示すると
「おお!全然OKですよ!どうしてこんなに高いんですか!?」とたいへん驚かれています。
ボブディランも社会学専門書も学生時代に買った古いもので、ホコリが被ったままの状態のため、全くお値段にならないと思っていたそうです。査定額の内訳を説明すると
「そういうものなんですねぇ」
と感心されていました。
搬出のために紐で縛り、一旦玄関ホールに本を置くとご依頼人が名残惜しそうに1本ずつスマホで撮影されています。
「ずっと置きっぱなしにしておいてなんですけど、一応記念に残しておこうって気分になりました」
玄関ホールの本を車に運び終わり、最後に玄関でご依頼人にお礼の言葉を述べようとすると、
「あのー、車に積んである状態の本を撮影しても良いですか?」
とご依頼人にお願いされました。
快く隣のコインパーキングに停めた車まで一緒に移動し、並んで荷台の本を撮影いたしました。
松尾堂は皆様のお宅まで本・雑誌・DVD・CD・ゲームなどを出張買取に伺っています。
書籍に関しては昨日発売された新刊本から江戸時代のものまで幅広く対応できます。
所沢市・狭山市・入間市・ふじみ野市・三芳町・川越市・新座市・志木市・朝霞市・富士見市・東大和市・武蔵村山市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。
出張買取の流れ (←クリックor タップ)