2016-12-03
「古代史関連の本や宮沢賢治全集など4箱あまりを出張買取に来てもらえませんか?」
というご依頼を頂き出張買取に伺いました。
ご予約を頂いたのは1週間以上前でしたが、実は3日前に再度電話で
「大変申し訳ございませんが、7箱ぐらいに増えてしまいましたがよろしいですか?」
とお問合せがありました。
当店としてはむしろ多い方が大歓迎です。
本日ご依頼人宅にお伺いし、中へ案内されるとダイニングとリビングにダンボールの中に入った本が背を上にして置かれていました。うれしいことに先日の電話よりさらに増えています^^
手前の箱から覗き込んでみると
北欧神話やイギリス文学関連書が顔を出しました。
次々と箱を覗き込んで行くと、古代史関連の本や、文庫版の司馬遼太郎『街道をゆく』や池波正太郎『剣客商売』がほぼ揃いの状態で並んでいます。
堅いところからポピュラーなところまでなかなか粒ぞろいの蔵書です。
他には『校本宮沢賢治全集』全巻セットや児童文学に関する専門書、大江健三郎の単行本一式などがありました。
ご依頼人は最初は「価値があるかどうか」をかなり心配されていらっしゃいましたが、箱を一つずつ開ける度に私が
「この本は良いですねー」とか
「これらは揃っているとすぐに売れるんですよ」
「このジャンルはとても人気があります!」
などと感想を申し上げながら査定しているうちに少しずつ安心されてきたご様子。
「お若いのに本にとてもお詳しいんですね」
と感心されてしまいました。
「はい、これでも一応古本でご飯を食べているので ^^; 」と返すと
「そりゃそうですよね、失礼しました」と笑われてしまいました。
「まだまだ勉強中ですけどね」と付け加えると
「大変なお仕事でしょうけどがんばってください」
と励ましのお言葉を頂きました。
45歳の私を「お若い」と言うぐらいですからご依頼人はかなりご年配の方。
古物営業法の取り決めで買取代金お支払の際に身分証明書をご提示頂く決まりになっているのですが、その際に拝見した健康保険証の生年月日を見てびっくり。私の父よりも年配の方でした。お世辞抜きに20歳ぐらい若く見えます。
ご依頼人は児童文学を専門に取り組んでいらっしゃった時期があったそうで、そのあたりのお話を拝聴しました。
お値段がつかなかった百科事典も処分を希望されていたので、こちらは無料で引き受けました。
結局16箱分の出張買取になりました。
松尾堂では皆様のお宅まで本・雑誌・DVD・CD・ゲームなどを出張買取に伺っています。
書籍に関しては昨日発売された新刊本から江戸時代のものまで幅広く対応できます。
所沢市・狭山市・入間市・三芳町・川越市・新座市・東大和市・東村山市であれば少量から、その他の地域は数量と内容によって直接お伺いし出張買取させて頂きます。荷造り・運び出しの必要は全くありません。本棚に収まっている状態でも大丈夫です。
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