福祉関係のお仕事をされている方のご依頼で伺いしました。玄関ホールにバナナ箱が7つ積まれており、箱の中には重量感のある本がぎっしりと収められています。
ご職業柄、高齢者の後見役をされることがあり、これらの本も処分の依頼を受けてのことだそうです。古い本が多く大手の新古書チェーン店で買取対象にならなかったそうですが1冊ずつ本を手にとってみると面白そうなものが多く、喜んで全て引き受けました。 査定額をお伝えしたところ、「えっ!そんなにいただけるのですか?持って行ってくれるだけでもありがたいのに!」とびっくりされていました。
大手チェーン店が採用している査定システムは未経験者でも行うことができるという点ではメリットがありますが、古書の中に埋もれているニーズの高い本を適切に評価することは困難です。「もったいないけどこのまま捨ててしまおうかと思っていたところでした」とお喜びの言葉を頂きました。